2018.2.4
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派遣法・労働関係法
皆さん、こんばんは!
派遣・請負コンサルティング
株式会社人材ビジネス経営研究所の山内 栄人です。
今日は1日遅れて、家族と約束していた
スキーへ。天気にも恵まれ、良い感じでした。
さて、昨日のブログは大きな反響があり、
個別のメッセージも多数(苦笑
色んな話が出ておりますが、
皆さんが気になったのは、
湯浅さんがどんな話をしたのか。
でした。
昨日は結論のみでその辺は
飛ばしましたので、
今日はその辺を。
<<湯浅氏講演 メモより>>
・90年代よりフリーターという言葉が出てきた。
・その後に、大卒で就職しないフリーターも出現。
・当時は「根性が足りない」など個人の問題とされた。
・そんな認識は現在は変わりつつあるように思う。
・個人の問題ではなく、構造の問題であった。
・ここ10年でその辺の意識は変わり、行政も手厚くなった。
・支援への予算などは凄まじく、花盛りである。
・そもそもこの構造の変化、課題は「高度経済成長の終焉」が原因。
・高度経済成長、バブル崩壊するまでは「男性正社員」中心の日本だった。
・誰もが当たり前に「男性正社員」になり定年まで勤めあげる。
・国もそれを良しとしたし、会社も良しとした。
・私はこれを3重の傘と呼んでいる。
・国の傘、会社の傘、社員(男性正社員)の傘。
・その社員の傘の中には「専業主婦」や「子供」が入っていた。
・その傘に守られない存在は、昔はシングルマザーくらいだった。
・これが、男性正社員ではなく、男性非正規の存在で壊れた。
・根性論ではなく、社会的構造が壊れ、必然で生まれた存在。
・しかし、傘の外に1度出るとなかなか傘の中に戻れないのが実情であった。
・もっと言えば、元々傘の中にいた人も一度外に出ると、滑り台に乗るように転げ落ちた。
・また、傘とは別の定義で、地縁、血縁、職場の社縁という三つの縁があると感じる。
・地縁は地域の縁。血縁は家族の縁。社縁は職場や社会的な繋がりでの縁。
・男性正社員は地縁よりも血縁よりも、社縁を重んじる傾向が強いように思う。
・故に、一度傘の外に出ると人に会えなくなり、孤立する傾向が強い。
・また、一般的に非正規は地縁も血縁も居心地が悪く、孤立する傾向が強い。
・今の若い人は有効求人倍率の高さから、選びたい放題。正に構造の問題。
・傘の外から傘にどのようにハシゴをかけ、階段を作るかが重要。
・現在もこのような取り組みはされているが絶対数が足りないのが実情。
・しかし、血税も無限ではないのでこの辺も課題。
・そして、傘の外に出てしまった人達へ繋がりのある居場所をどう作るか。
・原資も限られているなか、居場所を作り、教育をしていることは困難。
・だが、個人の問題とされた10年前と比べると相当良い状況に。
・この困難をみなで乗り越え、未来に繋ぎたい。
・また、非正規だと生きていけないということが問題。
・働き方を柔軟にして、非正規共働きならやっていける社会へ。
(山内メモより)
どうでしょうか。
分かる人は分かると思いますが、
正に、派遣会社ですよね?
と何度見ても思います。
手を取り合い、未来へ向けて歩みだしませんか?
やれることは沢山あるように思います。
双方でどっちが「貧困ビジネスだ!」なんて不毛な議論は辞めて、
目の前で困っている多くの人に手を差し伸べる事業を。
今やらないと本当に間に合わないように思います。
ここ2年が勝負。
私にできることは何でもヤル。
しかし、大きな大きな1歩だと思います。
今日も最後までお読み頂き
ありがとうございます。