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代表コンサルタント 山内 栄人 奮戦記

2018.8.18
働き方関連法案 派遣法・労働関係法

メディアは「派遣」のリアルをもっと見て欲しい

皆さん、こんばんは!
派遣・請負コンサルティング
株式会社人材ビジネス経営研究所の山内 栄人です。

 

また台風が発生していますね。
8月にこんなに台風も珍しいですね。。。

 

さて、今日は数日前のニュースから少し書きたいと
思います。読んだ方も多いかな?

(2018/08/16-17:48)時事通信

派遣の雇い止め増加へ=来月末で3年期限到来
-法改正後も正社員転換に壁

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018081600834&g=eco

です。

 

現場感覚からすると違和感しかない記事なんですよね。。。

 

確かに、記事で書かれているように、
更新もされずに、3年前に雇止めの宣告を受けているケースは
存在します。

 

それは否定しません。間違い無いです。

 

でもね。それ主流派じゃないですよね??と。

 

今回の法改正が丸で悪者のように書かれていますが、

旧法における自由化業務の抵触日の酷さを考えれば相当
良くなったと思っています。

 

旧法に比べ、抵触日で「無期転換」または「派遣先の直接雇用」と

なるケースは相当多くあり、上手く行けば「派遣先正社員」なんて
話もちらほら聞こえています。

 

良く言いますが、日本の派遣法は

短くてもダメ(短期派遣原則禁止)

長くてもダメ(個人で3年以上は同一業務ができない)

良くわからない法律となっています。

 

そんな最中、真面目に頑張る派遣社員に少しでも
チャンスを与えるとなると今の法律はかなり近い所に
来ていると本気で思っています。

 

旧法で雇止めが一切無かった。

派遣切りなんて言葉が無かった。

というなら、今回の法改正で雇止めが出るのは
残念な話ですが、違いますよね?

 

旧法ではもっと酷い事案が山盛りでした。

 

それを少しでも緩和し、頑張る人に道を少しでも
開いた法改正を一部の情報を100のように伝え

誤った認識を広げているマスコミの悪質さは本当に
酷いと思いますがどうでしょうか。

 

過去に、多くの新聞記者とお会いしましたが、

常用代替防止すら知らない方が殆どでした。

 

ろくに法律も知らず、現場も知らず、一部の情報を全てと思い込み

記事を書かないで欲しいものです。

 

日夜、派遣社員と向き合い、プライベートを削って
頑張っている派遣会社の社員達に本当に失礼だと思う訳です。

 

過去にある新聞記者さんと意気投合して、
リアルに本当の話を記事にしてもらう寸前まで行って
デスクに「こんなの出せるわけないだろ」の一言で

潰されたのを今も覚えています。

 

喧嘩ではなく、対話を重ね、理解を深めて行ければ
良いなぁと思う次第です。

 

これから1か月。法改正から3年を迎えるにあたり
いろんな記事が出て来るかと思います。

 

良い部分もフォーカスしてほしい物です。

 

最後までお読み頂き

ありがとうございます。

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