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代表コンサルタント 山内 栄人 奮戦記

2019.5.2
人生 働き方

アラフォークライシスを読んで

みなさんこんにちは!

派遣・請負コンサルティング

株式会社人材ビジネス経営研究所の山内栄人です。

 

過去最高にゆったりしているGWですね。

たまには1日に1時間もパソコンを触らない日も良いですね。

とは言え、365日パソコンを1時間も触らない日は無いと思いますけどね。

 

さて、今日は書籍のレビューを少々。

育て上げネットの工藤さんが書評をFacebookにあげていて

それを見て私も読んで書評です。

 

本はこれ。

アラフォー・クライシス: 「不遇の世代」に迫る危機

 

いや~凄いタイトルです。

正に、私ですね。

現在42歳。

 

この本に書かれている内容は身近な話ですし、

私自身もその中にいました。

 

取材されている対象そのものでもありました。

1mmズレていれば今もその中にいたと思います。

 

自己肯定感の無い世代 という話や

自己責任を感じている という話、

諦め などなど 正に!と頷ける内容と、

 

玄田先生をはじめとする調査分析による

数値による説得力などハンパ無いです。

 

一方で、この世代特有とは言えない事象も

この世代特有の問題のように書かれている件も多く

???となる部分も。

 

そして、何よりも落としどころです。

 

本編通して繰り返し出て来るワードに

「正社員になれなかった」という話が色濃く出てきます。

 

確かにそうなんです。

過去は。。。

 

そして、過去の分析も重要ですが、大事なのは未来なのです。

 

ぶっちゃけて言えば、高度経済成長、バブル期などは

私のような困ったちゃんでもきっとどこかの会社は正社員で雇ってくれたでしょうし、

少々の問題児でも何とか人事異動で居場所が用意された可能性がありますが、

就職氷河期以降はそうではないのです。

 

汎用性が高く、空気が読めて・・・ という人は正社員で働く事ができますが、

そうじゃない人材は正社員なんて息苦しくて無理・・・なんて話はよく聞きます。

そして、この本に登場する人もそんな方が多くおられるように思いました。

 

そんな方々に、面接指導をして、それとなく見繕って無理くり正社員にできたとしても

それだけだときっと継続もできないし、息苦しいだけになると予感するのです。

 

これからの働き方に大事なのは生産性です。

汎用性の高い人はそういう働き方をすれば良いと思いますが、

そうじゃない人は自分の特性を最大限に発揮できる仕事を早く見つけ

その仕事で生産性最大化させるのも一つですし、

仕事が全てじゃない生き方も推奨されるべきです。

 

かつての正社員だけが 正しい働き方 なんて思想を捨てるのが

一番大事な事だと思うのですがどうでしょうか。

 

また、時代の流れにより取り残されているアラフォーな人々に大事な事は

自己の特性を知る事、

労働で何をどれくらい得たいのか?

等を整理してあげるべきだと思うのです。

 

そして、それが出来た上で支援だと。

 

そこで、派遣業界だと思うのです。

 

キャリアコンサルティングが義務化され、

働きながら 有給無償の教育訓練を受ける事ができ

第3者がフォローしながら働く事ができ

仕事が終わっても次の仕事の用意を受ける事ができる

 

こんなの派遣業界だけですよ。

 

事実、現在の派遣社員の主流は40代前後になってきております。

令和の時代は、この就職氷河期 アラフォー世代にどれだけ望む働き方に使づけるか?

という課題があると思います。昭和の残り香により狂った平成の不良債権です。

 

この不良債権を軽減する重要な役割は派遣業界だと確信しております。

 

今日も最後までお読み頂きありがとうございます。

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