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代表コンサルタント 山内 栄人 奮戦記

2019.8.15
その他 人生 働き方

ロスジェネ世代のほんとう

みなさんこんにちは!

派遣・請負コンサルティング

株式会社人材ビジネス経営研究所の山内栄人です。

 

台風直撃ですが、いつものごとく神戸はそんなに直撃しません。

四国と淡路島に守られたエリアだと思います。

 

さて、今日は今朝の日経新聞から。

 

今朝の1面です。

 

「氷河期」100万人 就職支援 
政府、研修業者に成功報酬 経済の支え手に 

 

派遣業界の出番だな!!

とFacebookで書いた所、海老原さんから

いやいや、ロスジェネ世代なんてもう殆どいないから。

というコメントが。

 

え?という話ですが、こちらをご覧ください。

HRMics Vol.33

※フラッシュを使っているのでブラウザでフラッシュを許可しないと観る事ができません。

海老原さん~ PDFにしませんか?(笑

 

是非、関係者は目を通して欲しいですが、

特に特集はP11~でしょうか。

 

『非正規労働者と緑辺(えんぺん)労働者』

 

やはり、数字は大事ですね。いろいろ目から鱗でした。

非正規が増えた増えたと言われていますが、

正社員は殆ど減っていないという事実から。

もっと言えば、団塊の世代が定年退職している事を考えれば、

正社員は増えていると言えるレベルかと。

 

統計からみれば、非正規と言われる人達の、72.3%が

縁辺労働者であるという事。

この縁辺労働者とは「主たる生計を担う存在ではないとされる人」でしょう。

まず、代表格が主婦が44.5%

男性60歳以上が14.2%

女性60歳以上が5%

学生が8.6%

残りの男性15歳~60歳が12.9%

女性15歳~60歳が14.7%

 

よって、男性15歳~60歳では

正社員が88.8% で 非正規が11.2%

女性15歳~60歳では

正社員が64.1% で 非正規が35.9%

 

で、ロスジェネ世代にフォーカスすると、

※ここでは40歳~44歳

男性 正社員119万に対して 非正規は6万人。

女性 正社員37万に対して 非正規は31万人。

 

女性はまだまだ結婚、出産の影響が大きいなぁ。と

思いますが、ポイントは下のグラフでしょうか。

 

新卒では正社員になれなかったとされるロスジェネ世代。

ま、私もモロにロスジェネ世代で新卒ではどこにも行かず、

フリーターでした。

 

でも、その後私も正社員になっているわけですが、

そんな人が多いとされるのが下のグラフです。

 

女性は非正規比率が上がっていく傾向があるのは事実ですが、

男性を見ると年々正社員化していっています。

 

実はこの辺でいろいろと繋がりました。

 

確かにロスジェネ世代であっても、正社員経験が乏しくても

ここ数年の状況を考えても「正社員化」はかなり進んでいます。

 

今、派遣の正解でグルグル回っている人達は本当にグルグル回っている

人達で、この状況下でも正社員になる事ができない厳しい状況であると。と。

 

日経の1面にあるような100万人もど真ん中はいない感じですね。

しかし、放置すればそのうちに「生活保護」予備軍なので手は差し伸べないと

行けませんね。

 

血税を使っても「投資効果」は大きいと判断です。

 

で、派遣業界はこの問題の当事者であり、かつ支援する側となるべきです。

ピンポイントではありますが、目の前に支援が必要な人達がいる限り、

血税が無くとも民営でやれることはまだまだあるはずです。

 

伴走し、寄り添い、働きながらキャリアコンサルティングを行い、

無償有給のキャリア教育を行うレアな世界が派遣業界ですから。

 

おっと気が付けばもう1400文字近いので今日はこの辺で。

 

今日も最後までお読み頂きありがとうございます。

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