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代表コンサルタント 山内 栄人 奮戦記

2017.3.3
その他 派遣法・労働関係法

日雇い派遣は本当に禁止すべきか?

皆さん、こんばんは!

派遣・請負コンサルティング

株式会社人材ビジネス経営研究所の山内 栄人です。

 

今日は主に研究会のレポートを作成したり、

夜は打ち合わせが1件。まだまだレポート作成は

終わりませんが、ひとまずブログでも。

 

ということで、今日のブログ。

 

今朝の日経新聞見ましたか?

 

もちろん、テーマはこちら。

 

 

日本経済新聞 平成29年3月3日 

 

 

日雇い派遣は主婦を助ける 

ビースタイル しゅふJOB総研所長 川上敬太郎 

 

 

多くの人には説明すら不要な、川上さんの投稿記事です。

 

できれば、新聞かリンク先の文章を読んで欲しいですが、

簡単に言えば、短期派遣原則禁止はおかしいというお話。

 

こんなバカなことをしているのは日本だけだし、

誰も得をしない。ということ。

 

忘れもしない、リーマンショック後のムーブメントによって

民主党政権が出来上がり、改正された内容。

 

当時から、こんな改正をすると、働きたくても

働けなくなる人が多数でることは予見できたし、

発信もしてきました。

 

日々紹介に移行すると、それも労働者に

不利益が出る可能性があることも私は

指摘してきました。

 

が、未だに変わらず、禁止。

 

収入が上がらずダブルワークしたくとも、

旦那さんの収入が増えず、専業主婦が働こうと

細切れにあいた日だけ働こうと考えても、

世帯収入500万という壁。

 

500万以上は働けないというなら

分からなくもないですが、

逆。

 

本当に必要な人達から雇用を取り上げている

実態。

 

業界内では多く知られるこの事実を

一般に広げたこの新聞記事は凄く大きな

一歩です。

 

川上さん、ビースタイル社の勇気と

行動力に脱帽です。

 

そして、この記事の紹介をした

Facebookでは久々に論争も。

 

私のフィード読者の中には

いわゆる「脱貧困系」の人もいたりして、

良くも悪くも議論になりますが、

今回もそこそこヒートアップ。

 

この短期派遣原則禁止の問題は

ちゃんと議論したら、おかしいことは

誰もが納得できる内容。

 

しかし、短期派遣だからこそ、

安全衛生はしっかりすべきだし、

日雇い派遣であっても、連続した雇用が

続けば、ちゃんと保険や年金にも掛ける

べきだし、有給休暇も発生させるべき。

 

問題の本質を誤ってはいけないのです。

 

良くこのテーマで使われる比喩ですが、

 

包丁を使った殺人事件があったので、

包丁の販売、使用を禁止します。

なんてバカなことにはなりませんよね。

 

包丁は正しく使えば有益な調理道具。

使い方の問題、使う人の問題なのです。

 

日雇い派遣は正にそれ。

 

派遣もそんな感じでしょうか。

 

国会では誰かの足を引っ張る議論ではなく、

こういう前向きな議論に時間を使ってもらいたい

ものです・・・。

 

私は業界団体には属さず、

背後に政治団体も無く、

どこかの会社に配慮する必要もなく、

言いたい事をストレートに言える立場。

 

どんどん情報を発信していきたいですね。

今後は発信のステージを上げていきたいと

思います。

 

今日も最後までお読み頂き

ありがとうございます。

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